バイト面接が無事終わり、採用の連絡が来たが、「ある理由でそこでは働けなくなった、またはやっぱり働く気がしない…。」という状況になること、たまにありますよね。
僕も何回か経験しました。
そこで今回はその時の実際の断り方を解説したいと思います。電話で伝えるパターンです。
※基本的にはアルバイトやパートの内定を断るという前提で進めていきますが、場合によっては正社員でも共通する部分があるかもしれません。
お断りの具体的な例文
断るタイミングは大きく分けると3パターン。
①採用の電話がかかってきた時にその場で断る
基本的に内定の連絡は電話で伝えられると思います。
場合によっては郵送もあり得るかもしれませんが、バイトの場合はほとんど電話でしょう。
相手から採用が決定したことを伝えられたら、以下のように言えばいいです。
「すみません、そのことについてなんですが、今回は個人的な都合で辞退させて頂きたいと思っていまして…」
とりあえず一旦、「ありがとうございます」などのお礼を言いたくなるかもしれませんが、これは言わないようにしましょう。
そのままの流れで「え~では入社日ですが…」と続いてく可能性があるので。汗^^
また、たまに「採用させて頂きたいと思っているんですが、どうですか?」と聞かれるパターンがありますので、この時は答えやすくて楽ですね^^
②採用連絡のあと、こちらから電話をして断る
採用が決まってから、その数時間後や翌日に連絡するケースが多いですね。
もちろん早いに越したことはないので、辞退すると決めたらすぐに連絡しましょう。
もし採用連絡があった際に、「初出勤日について、もう一度また連絡するから待っておいて」などと言われていたとしても、こちらから連絡しましょう。
「その電話がかかってきた時に言えばいいや」という気持ちもわかりますが、その間に会社はアナタが働くための準備をしていますので、迷惑がかかります。
言い方は以下のような感じで大丈夫です。
「お疲れ様です。先日(アルバイトの)面接に行かせて頂き、採用して頂いた○○と申しますが、すみません、今回は個人的な都合で辞退させてい頂きたいと思いまして…」
この場合、バイト先のジャンルや雰囲気にもよりますが、基本的には担当者に代わってもらう必要は特にありません。
相手がバイトであったとしても、「わかりました。担当者に伝えておきます。」といって終了することがほとんどです。(特に飲食店などの場合は)
③まだ採用されていないのに断る…?
先程、お断りするタイミング①で「採用の連絡がきた際に断るパターン」を書きました。
しかし本当は、「働く意思がないと決まった時点」でこちらから連絡する方がマナー的にはより丁寧です。
「連絡する前にわかっていたのに、なんで事前に言ってくれないんだ!?」と思われる可能性があるからです。
ただこちらがためらう気持ちもわかります。その理由は「いや、でもまだ合否の結果が出ていない状態だから…」ですね。
「いや、どっちみち君は不採用の予定だったし。」と思われたら恥ずかしい気持ちはよくわかります^^
でもやはり少しでも早い方が会社にとってはマシなので、こちらからかけるのは全く問題ありません。
もちろん、単純にこちらも早くスッキリできるというメリットもありますからね……汗^^
例文は以下のような感じでOKでしょう。
「先日面接に行かせて頂いた○○と申しますが、あの、まだ採用かどうかも決まっていない状態なんですか、今回は個人的な都合で辞退させて頂きたいと思いまして…。」
断りの電話を入れたあとの会話内容
タイミングと言い方は、先ほど3パターン紹介しました。
ではそのあと、相手側の反応はどんな感じになるでしょうか。
僕の体験談を中心に紹介します。
まず相手は忙しいので、断りの意思を伝えた時点で、もう次の採用候補者や募集のことに切り替えているでしょう。
ですのでほとんどの場合は、「はい、わかりました。」と言われて終了です。
会社側はアルバイトの採用後の断り自体は慣れています。
今まで何十回も断りの電話を受けているでしょうし、もうそこで働く意思がない者に色々と突っ込んではきません。
理由を聞かれたら…?
厳密には理由を答える義務はないので、もう一度「それは個人的な都合で…」と繰り返す感じで問題ないと思います。
もし何かしら答えるのであれば、その際のベストな回答は以下の通りです。
「他に受けていた仕事(バイト)が決まりまして、今回はそちらの方で働こうと思いまして…」
ただもし面接の時点で「他に受けている会社はない」と言ったのであれば使えません。
その時は「急遽、知り合いがやっている仕事に誘われまして…」などと伝えれば、引き止められることはないでしょう。
リスクが高い理由例も一応書いておきます。
まず、「アナタ(面接官)と性格が合わなそうだから」などのような理由はやめておきましょう。
このような本音系は、わざわざ相手を不快にするメリットがないですし、トラブルに発展する恐れもあります。
それ以外も挙げますね。
どうしても他に働きたいところが見つかりまして…
これも定番ですが、「そこは受かったの?今から受けるのであれば、まだ採用されるかわからないよね?」などと聞かれる可能性があるので微妙ですね。汗^^
やっぱりもう少しシフトが入れるバイトを探したいと思ったので…
思ってもないのに変に気を使って言うならば、これは止めておきましょう。
引き止められたり、話が長くなる可能性があります。
家庭の事情で…
もし「どんな事情?できることなら協力するよ?」という流れになるとややこしいのでこちらも微妙ですね。
理由を伝えたけど、相手がいまいち納得していない場合
とにかく謝罪して、早めに電話を切る流れに持って行った方が安全です。
「今回はわざわざ面接までした頂いたのに本当にすみませんね~」などという感じで会話を続けていると、向こうに説得されて結局OKしてしまう流れになるかもしれません。
そうなると後悔します。「やはり私はNOと言えない性格なのか~」と嘆くことになるかもしれないので気をつけましょう。汗^^
また、きちんとした態度で断ったにも関わらず怒ってくる人も中にはいるでしょう。
かなりキレられたとしても、コチラが迷惑をかけていることは事実ですので、とりあえず謝りましょう。
注意点!これは大事!
断ったあとの、相手の反応パターンをいくつか解説しました。
ただいずれにしても、最後電話を切る時は「本当に申し訳ありません。失礼します。」と謝罪しましょう。
最後に
バイトの採用後に電話で断る方法を書いてきました。
それ自体はよくあるケースなのでそこまで問題ではないですが、もちろん最低限の礼儀は必要ですので謝罪などをしっかりすることはやはり大事です。
あと、とにかく一番気をつけるべき点は雇用契約書などの書類を書いたり受け取る前に断ることですね。
また面接で制服のサイズなどを聞かれていた場合なども、迷惑を最小限に抑えるため早めに連絡しましょう。
上記のようなことがなくても、もちろん早めに越したことはありません。
初出勤の当日はもちろん、前日などに電話して「辞退します」などのように伝えるのは常識的にダメなので注意が必要です。