発信ボタンを押すその前に…。
バイトの面接応募の電話はけっこう重要です。
「この時点からすでに面接が始まっている」という言葉もよく使われるように、そこがアナタの初めの印象になるのは間違いありません。
現在あなたは居酒屋バイトに面接を申し込む(応募する)際に、その電話のかけ方や流れが気になっているのだろうと思われます。
そこで今回は、過去10回以上は居酒屋バイトに応募電話をかけた僕が、その実際の言い方などを解説したいと思います。
会話やりとりの例文なども書いていきますね。
必ず今回のような流れになるとは言い切れませんが、だいたいの感じは掴めると思います。
また、後半には「担当者が不在だった場合」や「電話をかける前の準備」などについても紹介してるので、興味があれば最後まで読んでみてくださいね^^
まず相手が電話に出たら、最初に何て言えばいい?
まず大前提に「できる限りハキハキした口調で話す」、「言葉遣い」の2点を意識しましょう。
ではそれを踏まえて、相手が電話に出たら、まずは以下のように言いましょう。
「求人雑誌(サイト)の○○(雑誌名やサイト名)を見て電話させて頂いた○○(名前)と申しますが、担当者の方はおられますでしょうか?」
名前はフルネームではなく、苗字だけでよいです。
もし緊張で名乗るのを忘れてしまったとしても、そこまで気にしなくて大丈夫。
むしろ聞き返されたりもせず、スムーズに進む可能性もありますので。
ただもちろんマナーとしては名乗った方が良いです。
と言いますか、名乗ることによって印象がマイナスになることはないでしょう。
最初に出たのが採用担当者だった場合
「はい。私が担当者ですよ。」と言われますので、「△△のアルバイトはまだ募集されているでしょうか?」と確認しましょう。
※△△の部分は「キッチンスタッフ」などの職種を当てはめてください。
最初に出たのが他のスタッフだった場合
担当者に代わってもらう流れになりますが、電話に出たそのスタッフが「求人応募の電話」だということを伝えずに担当者に代わることがあります。
ですので担当者が出たら、まず「あなたが何者であるか」を教えましょう。
以下のように「求人サイトを見て電話したんだよ」という部分をもう一度最初に付けましょう。
「○○(雑誌名やサイト名)を見て電話させて頂いた○○(名前)と申しますが、△△のアルバイトはまだ募集されているでしょうか?」
もしもすでに募集が終わっていた場合
求人を見て電話すると思うので基本的には募集していると思いますが、もし締め切っていたら「そうでしたか、わかりました。では失礼します。」と言って電話を切りましょう。
募集していた場合は以下に続きます…!
募集していた場合
「はいはい、募集してますよ。とりえず面接に来ていただきたいのですが、いつにします?」的な流れでそのまま話が進みます。
「はい、募集してますよ。……(で?何?)」とそのまま無言になるケースがあります。
もちろん、やりとりとしては次にこちらから言葉を発するべきなんですが、これはもしかすると社会人としてのコミュニケーション力や、対応力的なものを試されてるのかもしれませんね^^
まあとにかくこの時は「一度面接に行かせて頂きたいのですが…?」という風に続けましょう。
沈黙になると「一瞬焦る人」もいるかもしれないので一応書いておきました^^
このあとの流れ
「面接日が決定したあとに名前などを聞かれる」もしくは「名前や電話番号などを聞かれ、面接日を決める」、どちらかだと思います。
僕の経験では…前者が多いような気はしますね。
ちなみに名前に関しては最初に名前を言っていたとしても、確認のためにもう一度聞かれる可能性が高いです。
そしてここはフルネームで答えましょう。
あと、他にもシフトの希望や住所、年齢や学校名(学生なら)などを聞かれる可能性もありますね。
ではここからは面接日を決める流れについて解説しますね。
面接日時を決める
最初に担当者から「希望する日時を聞かれる場合」と「日時を指定された状態で聞かれる場合」があります。
おそらく前者が多いと思われます。
その場合は、特に希望がないなら「いえ、いつでも構いません」、あるなら「平日の夕方○○時以降でお願いしたいのですが…。(例)」的な感じで答えましょう。
もちろん前者のほうが話がスムーズなので、僕の場合は多少の予定なら面接を優先します…!
その後の流れとしては「では○日の△時はどうでしょうか?」などと聞かれますので、「○日の△時ですね、はい、大丈夫です。」と復唱しながら返しましょう。
いきなり日時を指定された場合
この場合は、たいがいは電話をした日から5日以内の日時を指定されるケースが多いです。
一番多いのは翌日だと思います。
そしてその日時で問題なければ、先程と同じように復唱しながら答えましょう。
もし無理なら「すみません…、その日はちょっと予定がありまして…。○日以降の△時以降であればいつでも可能なんですが…?。(例)」的な感じで答えます。
この時、無理せずギリギリの時間帯はやめておきましょう。
遅刻しては意味がありませんので^^
「今から来れますか?」と言われた場合
極まれにこのようなケースがあります。経験上、これはかなりのチャンス。
僕はこのパターンで落ちたことは一度もありません。
「人を欲しがっている可能性」が相当高いので、できるだけ行ったほうがよいでしょう。
もし可能な場合は「はい、履歴書を書く時間だけ頂きたいのですが、○○時頃で大丈夫でしょうか?」と言えばよいです。
ただ普通は予定があると思うので、断っても印象が悪くなることはないですけどね。汗^^
面接日が決まったあとの流れ
「当日は履歴書だけ持ってきてください」的なことを言われる可能性が高いですが、もし何も言われなった場合は必ず「当日の持ち物は履歴書のみで大丈夫でしょうか?」と確認しましょう。
そしてもし当日に関して疑問がある場合は続けて聞きましょう。とはいっても1個くらいでやめておいたほうがいい気はしますが…。
特に疑問がなければ
先ほど書いたように、「面接日を決める前に名前や携帯番号などを聞かれていた場合」はこれで終了です。
聞かれていなかったのであれば、このあと聞かれて終了。
最後に「では当日よろしくお願いします。失礼します」と言って電話を切ります。
必ず相手が切り終えたのを確認してから切りましょう。
では続いて、「電話したけど居酒屋の店長がいなかった場合」について解説します!
バイト応募の電話をして担当者が不在だった時の対処法!
働きたい居酒屋に電話をかけたが「担当者(店長)が不在だった…」
このようなケースはよくありますが、慣れていないと予想外で慌ててしまうかもなので、今回はザックリとその場の対処法を解説しておきますね。
電話をかける前にぜひ読んで頂ければ…!
採用担当者が不在だった場合の会話パターン
例を3パターン紹介しますが、相手側(居酒屋のスタッフ側)が答える内容は超簡単に書いています。
あくまでも内容なので実際の言い方は多少違います。
そして以下の3パターンで書いている「()の言葉」は店長が休みの場合のセリフです。
居酒屋スタッフから「店長は今はいない(今日はいない)、折り返し電話するから名前と電話番号教えて」的なリアクションが返ってきた場合
※念のためもう一度言いますが実際の言い方自体はもっと丁寧ですよ。あくまでも超ザックリ書いているだけです。汗
この①パターンが最も多いですが、ここで番号を教えて折り返しを待つのはおすすめしません。(名前は別に教えても問題ありませんが)
理由は後ほど語りますが、言い方は以下のような感じで返しましょう。
「いえ、あとで(後日)もう一度こちらからお電話させて頂きます。何時ごろ戻られるかおわかりでしょうか?(明日はおられますでしょうか?)」
そのあとの流れは「わかりました。では○○時以降(明日以降)に改めてお電話させて頂きます。失礼します。」と言って切りましょう。
もし、いつになるかわからないと言われた場合は、「わかりました。ではまたあとで(後日)お電話させて頂きます。失礼します。」のように言いましょう。
続いては居酒屋側が「今はいない(今日はいない)………(無言)どうしよう…?」的な形のリアクションをした場合です。
バイト経験が初めての人などが電話に出た時はこのようなパターンもあり得ます。
こちらとしては単純に、まず「いつ戻るか」を聞き、そして「その時間にかける」ことを伝えましょう。
わからないと言われたら「ではまたかける」ことを伝えて切ります。
ほとんどパターン①の中の「一部の言い方」と同じですね。
居酒屋側が「今はいない(今日はいない)、○○時には戻ってくると思うけど…(明日には出勤すると思うけど…)」のような反応の場合。
これは珍しいパターンだと思います…。
対処法としてはすごく簡単で、「その時間(日にち)にかけ直すこと」を伝えて切りましょう。
折り返しの番号を教えない理由
まず、お店側に「折り返す」と言われたとしてもそれを断り、「自分でかけ直す意思」を伝えるのがマナー的には正しいです。
多少ですが、相手側に負担をかけることになりますからね。
そしてそれ以外に大きな理由があり、それは折り返し電話がいつまでもかかってこない可能性があるからです。
いくつもバイト応募の経験がある人ならわかると思いますが、これはけっこうな確率で起こりますよ。(汗)
教えると、一応「待っている状態」になってしまうので、こちらからもう一度かけるにしてもタイミングが難しいですからね。
というわけで不在の場合は、とにかくアナタからかける約束をして「かかってこない状況」を回避しましょう。
もし、流れ的に電話番号を伝えてしまった場合
一度断っても居酒屋側が「いやこっちから折り返しますよ」と言ってきた場合は、お願いしてもいいでしょう。
またここで拒否するのもどうかと思いますので…汗^^そしてこの時は申し訳ない雰囲気は出しましょう。
まあこれはこれで「かけ直した時にまた不在」という状況は避けられるメリットもありますからね。
では最後に「電話前の準備」について!
バイト応募の電話をかける前に気を付けるポイント3つ
①用意する物
メモ用紙とボールペンを用意しましょう。
たいがいは頭で覚えられる内容ですが、たまに最寄り駅からの面接会場の行き方や、担当者の名前などをメモする可能性があります。
また、面接に行ける曜日や時間が決まっている人は、自分の手帳なども開いて準備しておきましょう。(持っていれば)
そして、入れるシフトや時間帯を軽く聞かれるかもしれません。
すぐ回答できるように、念のため、その求人が掲載されている雑誌やサイトのページを開いた状態にしておきましょう。
②時間帯に注意
これはかなり大事ですので、必ず意識しましょう。
基本は応募受付時間が書いていると思いますが、その中でも特に良い時間帯を選びたいところです。
お時間ある時に以下の記事もぜひどうぞ!
③周りの環境は大丈夫!?
まず、静かで相手の声が聞き取りやすい場所でかけましょう。
「すみません、もう一度お願いします」のセリフはできるだけ言わないように気をつけたいですね。
駅構内や車がよく通る交差点などは絶対NGです。
そして携帯の場合は必ず電波状況のいい場所でかけましょう。
途中で切れてしまうと本当に嫌~な空気になります。
とにかくお店側に「応募の大切な用事なのに、なぜそんな環境で…?」的な印象を持たれないようにしましょう。
もし自宅に固定電話があるのであれば、それを使用したほうが安全でしょうね。
最後に
電話をかける前に緊張する人は多いと思います。
そんな人は良い印象を与えようと考えるのではなく、「普通の印象」を与えように意識しましょう。
全然無難でよいのです。
あくまでも合否が決まるのは面接内容なので、とにかく電話では悪い印象さえ与えなければまずはOKです!
あと、もし悪い印象になったとしても、面接で取り返せば逆にギャップ効果が出る可能性もありますよ^^